<<『がんばれ元気』②
【お知らせ:この記事はネタバレを多く含みます。作品を先に読んだ方、ネタバレを気にされない方のみご覧ください】
ザハヴィ 「今回から上記のお知らせを毎回入れたいと思います。ではキツネさん、どうぞ」 キツネさん 「父・シャーク堀口を尊敬してやまない元気に、ある日、試合の話が舞い込んでくる」 ザハヴィ 「えっ、5歳なのに?」 キツネさん 「『チビッコソフトボクシング』というテレビ企画で、試合といってもバカでかいグローブをつけた子供がポカポカ叩き合うだけの、のどかなお遊びだった」 ザハヴィ 「それなら安全そうですね」 キツネさん 「その通り。安全が売りのバラエティだ。ところがそこに元気が出場したことで事情が変わる。
ほかの子供たちとは桁違いの強さを発揮した元気は、対戦相手をことごとくふっ飛ばし、瞬く間にチャンピオンになってしまう。分厚いグローブをつけてさえ相手の子供が泣き出すほどの元気のパンチ力に、番組は一時騒然となった」 ザハヴィ 「すごいじゃないですか!」 キツネさん 「とうちゃんのような強いボクサーになるため、毎日毎日見よう見まねで練習したり、道行く人にケンカを売ったりして鍛えていた成果を見せたわけだな」 ザハヴィ 「けっこうヤンチャな子供だったんですね」 キツネさん 「すべては父ちゃんへの憧れからだ。そして、その努力に生まれ持った天性の素質が加われば、同年代の子供では相手になるわけもなかった」 ザハヴィ 「確かにそれじゃ、対戦する子供がかわいそうなくらいです」 キツネさん 「あまりにも元気が強いので、番組は6歳までだった出場資格を8歳まで引き上げる。
5歳の元気は自分よりはるかに大きな子供を相手にしなければならなくなったわけだが、それでも苦もなく勝ち続けた」 ザハヴィ 「圧倒的ではないか我が軍は!」 キツネさん 「元気は父とともに親子ボクサーとしてちょっとした注目を集め、ささやかながら新聞などにも取り上げられるようにもなった」 ザハヴィ 「順風満帆ってやつですね~」 キツネさん 「だがそんなとき、シャーク堀口は最大の敵を迎えることになる」 ザハヴィ 「お!」 キツネさん 「その名は関拳児。まだデビュー間もない17歳だが、まれに見る超大物と言われ、すでに天才の名をほしいままにしていた。はっきり言って、元気のとうちゃんレベルでは勝ち目がない相手だ」ザハヴィ 「なに~…。とうちゃんのピンチってことは、元気くんのピンチでもありますね…!」 キツネさん 「この一戦が、シャーク堀口、そして元気の、その後の人生を決定づけることとなる」 ザハヴィ 「むむ…」キツネさん 「では次回に続く」↓↓↓ぽちぽち押していただけると舞い上がります


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genre : アニメ・コミック